ヘアケアは一日にしてならず。女性の髪は年齢を表す

ヘアケアは一日にしてならず。女性の髪は年齢を現す

産後の抜け毛は、女性ホルモンの変化によりおきます。

無事に十月十日の妊婦生活を終え、喜びは束の間、忙しい育児の日々を過ごすお母さん。日々の生活に慣れて、ふと我に返った時、産後、髪の毛が薄くなった、張り艶が無くなってきた、一本一本が細くなった、抜け毛が目立つなんて感じてくることはありませんか?
女性としての美の象徴、髪がきれいでひらひらと靡かせて街を歩く余裕が無くなってしまう産後、でも、女性なんです。綺麗でいたいんです。いつまでも旦那さんとは恋人のようにドキドキ、ワクワク出来る関係でいたいんです。
そんな綺麗ママを目指す女性へ。    
産後の抜け毛は、女性ホルモンの変化によりおきます。
妊娠中、妊娠を継続する為にエストロゲンプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が過剰となります。そのホルモンは、髪の毛を抜けにくくする性質があり、妊娠中は、髪の毛だけではなく、全身の体毛が濃くなる傾向にあります。出産すると、妊娠を継続する必要もなくなりますので、これらのホルモンが急激に減少します。このことから、妊娠中に抜けなかった髪の毛が脱落していく(抜けてしまう)ということなのです。
ホルモン以外にも原因はあります。
認めたくはありませんが、慣れない育児や生活習慣の変調へのストレスがあります。日々の育児の生活や、夜泣き、母乳についての悩み、睡眠時間の減少など、今までなかった不安や悩みがストレスとなり心の疲れが抜け毛の量を多くしてしまうことがあります。
また、子育てに追われて自己管理が出来ない、食事や栄養がおろそかになることも原因の一つです。髪の毛を維持するにも十分か休息や栄養が必要です。髪一本一本に十分な栄養を行きわたらせていないと抜け毛は増えてしまいます。
この他、髪の毛が抜けることを悩み、考えすぎることがストレスでより抜け毛が目立つこともあります。
髪の毛の生える時期と抜ける時期には周期があります。成長期(生える時期)、退行期(抜ける時期)、休止期(髪の毛が生えるまでの中休み)があり、産後抜け毛が目立つようになり、休止期に入ると2~3カ月で髪の毛は再生を始めます。よって、2~3カ月の我慢ですが、ホルモンの関係や、個人差により半年から1年を要する場合もあります。
では、抜け毛を目立たなくする方法、早く回復させる方法、なるべく抜け毛を食い止める方法はあるのでしょうか?
まず、規則正しい生活を。。。
なんて、育児を始めたばかりのお母さんには無理難題でしょう。自分の生活リズムに気を配る余裕なんてないでしょうし、赤ちゃんを自分に合わせることなんてできません。しかし、心掛けは出来ると思います。赤ちゃんの昼寝の間に身体を休める努力をしたり、ほっと一息つく間をつくる、三度の食事と休息、熟睡は困難かもしれません。少しの時間を有効活用して身体を労わってください。
次に、ストレスです。育児に追われ、不安や悩みを抱えていることでしょう。これが抜け毛を悪化させます。家事や育児でお父さんに頼めることは、しっかり頼み手伝ってもらいましょう。子育ては、お母さんの仕事ではありません。夫婦の協働により家庭は成り立ちます。また、子育てサークルや、ママ友、交流や公園などへ出向き、育児を相談する仲間と出会いましょう。自分のストレス発散だけではなく、子どもその場でたくさんのことを吸収し、勝手に育ってくれる部分もあります。上手くこのような機会を活用しましょう。
そして、重要なのは栄養と食事です。ついつい自分の食事は疎かになりがちです。カップラーメンでいいや、菓子パンで手早くなんて、子どもがいなかった時期、自分のご褒美にランチやお茶などいろいろ生けていた余裕は失われてしまっているでしょう。ですが、この時期、母乳にも大切、髪の毛にも大切なのが栄養なのです。栄養の三大栄養素の一つ、タンパク質は、代謝を促し髪を生えやすくします。豚肉、鶏肉、まぐろ、豆腐、大豆等を積極的に摂りましょう。カルシウムは、髪に艶とこしを与えます。牛乳、チーズ、小魚などで補給しましょう。ビタミンやミネラルも大切です。髪を育てる、生えやすくする作用があり、わかめ、日時期、魚介類、ほうれん草、果物等に多く含まれ、これらはストレスにより破壊されやすい栄養素なのでこまめに補給が必要です。
気にしすぎるとストレスになりますが、気になるのが抜け毛です。ホルモンのせいにして気長に髪の成長を待つことも必要かもしれませんね。


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